土地を購入して住宅を新築する場合は
土地と建物を同時に住宅ローンを組むケースが
ほとんどです。しかし、中には
土地だけの住宅ローンを組んで、
その後に建物の住宅ローンを組む
方もいらっしゃいます。
事情にもよりますが
どっちがお得なのか考えてみたいと思います。
土地と建物を分けて住宅ローンを組む必要性
土地と建物を分けて住宅ローンを組む
方はどのような事情があるでしょうか?
想定できることは、
いい土地を見つけたが、その場所に
引越しするのが当分先になりそう
だというケースです。
土地は動きが早いので、買わないと
無くなってしまいます。
売主も一般の方ですので、早くお金が
欲しいものです。
土地の契約、残金支払いは結構
シビアな期日指定がありますので
土地だけの住宅ローンを組まざるをえない
状況もあるでしょう。
土地と建物の住宅ローンを分けると経費が二倍?
土地と建物の住宅ローンを分けると
経費が二倍かかります。
これが、二つのローンを組む
最大のデメリットです。
また、お金ではありませんが、
手続きに関する時間も倍かかります。
時は金なりですから、その時間の
ロスもデメリットですよね。
ただ、経費が2倍になるといっても、
もし住宅ローンの保証料が金利に
含まれていたり、0円で融資を受けられる
職業属性の方であれば、5~7万円の経費が
倍になっても、合計で20万円以下の出費
になると思います。考え方によっては
そんなに多額のお金ではないのです。
二つのローンを組む場合、経費以外のデメリットは?
土地だけの住宅ローンでは
住宅ローン控除は受けれません。
建物と土地のローンであれば対象になります。
土地の金額にもよりますが、
住宅ローン控除で戻ってくる税金が
少なくなるのは大きな痛手ですよね。
土地だけを最初に住宅ローンを組む場合、
しばらく後に建物の住宅ローンを組んで
入居後に住宅ローン控除を受けるので、
実際に建物が完成した時期の税制が
どうなているかで、ローン控除他、
建物に関連している税額があがっている
可能性も否めません。
先のことは誰にもわからない
ことではありますが、様々な心配があります。
まとめ
◆土地と建物の住宅ローンを分けた場合、経費が2倍かかる。
⇒二倍にはなるが、保証料が0円であれば、多額の負担になる可能性は低い。
◆経費だけでなく、手続きに関する時間も2倍です。
◆住宅ローン控除など、建物完成時期の税制が
どのようになっているかわからないので、
還付金が減ったり、負担する税額が増えたりする可能性もあり。
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