住宅ローンの仮審査は、
銀行が申込人にお金を貸せるか
審査するわけです。
その仮審査で重要になってくるのが、
申込人の年収に対する、年間の返済比率です。
この年間返済比率が銀行の基準内で
なければ融資減額、最悪の場合、
融資否決となります。
この重要な年間返済率ですが、
実はちょっとした秘密があるのです。
仮審査で用いられる審査金利は、融資実行金利とは異なります。
最近は、インターネットですぐに
借入希望金額、銀行の融資金利を入力すると
すぐ毎月の返済額を計算できます。
この返済額を12ヶ月分にして、年収で割ると
一応年間返済比率が算出できます。
実は、この計算で求めた返済比率はあまり
仮審査ではあてにならないのです。
理由は、銀行の発表してる金利=キャンペーン金利
であることが多く、簡単に言うと
一番優遇している低い金利なんです。
この金利はよく、融資実行金利と言います。
この融資実行金利とは別に、銀行は審査金利を
用意しています。この審査金利は、融資実行金利よりも
高いのが特徴です。ですので、冒頭でお話して
ネットで計算した返済比率では結構たくさんお金を
借りられそうだったのに、いざ仮審査を出したら
思ったよりも借りられる金額が少なくてショックを
受ける方も多いようです。
審査金利は何%くらい?
銀行によって、もちろん
異なりますが、聞いた話ですが
10年固定金利の店頭表示金利程度の
場合が多いようです。3%前後だと思います。
現在変動金利が0.65%という時代ですから、
融資実行金利と審査金利の差がとても
大きいことがわかると思います。
審査金利と融資実行金利が同じ金融機関はあるか?
ろうきん(労働金庫)は審査金利と融資実行金利が
同じだと聞いたことがあります。
もちろん制度改定や諸条件もあるでしょうから
断定はできません。
審査金利は教えてもらえる?
実は審査金利は秘密の金利というわけではありません。
銀行の担当者に聞けば、その銀行の
審査金利を教えてもらえるはずです。
ぜひ一度聞いてみて下さい。
仮審査~本審査期間中に注意すること
話を返済比率に戻しますが、
実はこの返済比率には住宅ローン以外の
融資も含みます。
仮審査で融資承認を得たあと、
クレジットカードを利用したり
借金をしたりすると本審査で最悪
融資否決となる場合もあります。
仮審査から本審査期間中は、
マイカーローンやクレジットカードなどの利用は
絶対しない方がいいと思います。
特に、年収に対する返済比率ギリギリ、
借入可能額MAXで住宅ローンを
組む場合などはご注意ください。
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