住宅ローンの仮審査を出している際に
審査期間が長いと感じている方も多い
のではないでしょうか?審査期間が
一週間以上かかっている場合などは
何かしら銀行内、保証会社内で協議している
可能性が高いです。
そんなとき、自分でひっかかっている可能性
のある部分をチェックする方法があります。
それは、年収に対するローンの返済比率です。
住宅ローンには貸し出しの基準として
年収に対する、年間の住宅ローンの返済比率が
各銀行ごとに規定されています。
この規定内に返済比率が収まっていいないと
住宅ローンの減額、最悪、否決といったケースが
想定されます。
この返済比率、銀行によってことなりますが、
住宅金融支援機構(フラット35)の年収に対する
住宅ローンの返済比率が公開されていますので
一つの目安としてご紹介します。
住宅ローン年間返済比率【年収400万未満30%】【年収400万円以上35%】
上記に返済比率は住宅金融新機構(フラット35)の
基準です。年収が400万円を境にして返済比率で5%もの
差が出ています。
この5%の差はどのくらいなのか、実際に計算してみましょう。
【計算例①:年収400万円30%】
年収400万円×30%(年間返済比率)=120万円(年間の住宅ローン返済額)
120万円(年間の住宅ローン返済額)÷12ヶ月=10万円以内(月々の返済額)
◆金利2.0%、借入期間35年、ボーナス支払い無しの条件で試算
月々10万円以内ですと、借入可能額は、3000万円になります。
(3000万円を35年 2%で借入した場合月々99,378円<10万円)
【計算例②:年収400万円35%】
年収400万円×35%(年間返済比率)=140万年(年間の住宅ローン返済額)
140万円(年間の住宅ローン返済額)÷12ヶ月≒116,666円以内(月々の返済額)
◆金利2.0%、借入期間35年、ボーナス支払い無しの条件で試算
月々116,666円以内ですと、借入可能額は、3500万円になります。
(3500万円を35年 2%で借入した場合月々115,941円<116,666万円)
いかがでしょうか?
5%の年間返済比率の差は借入可能額で500万円もの差がつく可能性が
あります。驚きですよね。
もし、この金融支援機構の返済比率の%と比較して、
自分が仮審査を申込みしている金額・返済比率がオーバーしている
場合は、少なからず審査でひかっかっている可能性がると
考えられます。減額も含めて今後の方向性を検討する必要性も
でてきます。
住宅ローンの年間の返済比率算出の際の注意点
①夫婦の年収を合算して計算可能です。
ご主人200万円奥さん200万円でも400万円として
計算可能です。
(フラット35の場合。通常の銀行だと主たる債務者の年収足切り可能性あり。)
②住宅ローン以外のローンも含めて返済比率を計算します。
マイカーローンやブライダルローン、クレジットカードの支払いが
毎月3万円ある場合は、上記の計算で算出して月々の支払額から
その3万円を差し引いた額が、住宅ローンの返済に充てられる額に
なります。ですので、大幅に住宅ローンの借り入れできる金額が
少なくなりますので、注意してください。
(※仮審査で減額、否決となる理由で多いのがこの残債があり、
年間の返済比率がオーバーしてしまうというケースのようです。)
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