住宅ローン仮審査の結果連絡がくるまでの適正期間はどのくらい?
これから住宅ローンを組む方が必ず通らないといけない道が、「仮審査」です。年収も高く、年齢も若く、いい企業に勤めていて、または公務員で、過去に借金をした経験も無い方は何も心配いらないのでは?と思いますよね。でもこの記事を読んでいるあなたは、今ちょっと不安を抱えているに違いないですよね。
どんなにスペックのいい方でも、ほとんどの方が、実際に住宅ローンの仮審査を提出した後は不安な気持ちでいっぱいになります。審査結果が出るまでのスピードは実は仮審査申込した方の状況や銀行によって様々です。統一のルールなどはありません。なので、特に、冒頭書きました、「仮審査の結果が出るまでの適正期間」について、管理人も仕事上よく質問されます。
結論から言うと、住宅ローンの仮審査は早い人で即日OKでます。はい、即日でOKがでる場合あります。OKとは、いわゆる仮審査の承諾がでるということです。しかし、この即日、または翌日の承認という場合は先程書いた、住宅ローンを借りようとしている人のいわゆる属性が良い場合です。属性とは、職業の種類や、年収、自己資金の額など、その借入主になる方の条件を指します。
住宅ローン仮審査結果が出るまで1週間は妥当か?
では、最近の一般的な審査期間はどうでしょう?仮審査の回答までの期間は1週間以内の場合も増えています。仮審査の回答までの期間が一週間の場合も増えています。
これは、一般的な場合も多いようです。月曜日に仮審査の申込書を提出した場合、金曜日までの回答があるケースです。中には、銀行稼働日で一週間の場合もあるようですが、おおむね一週間以内の場合が多いと聞きます。
では、一週間以上かかっている、二週間以上、仮審査の申込をしてから回答が無い場合のことを考えてみましょう。最近の住宅ローンの仮審査事情から考えると、一週間以上なんらかの回答が無い場合は、なにかしら銀行内で協議している可能性が高いです。
ここで勘違いしやすいのが、「仮審査承諾・承認の連絡が遅い=融資ができない」という思考に陥ることです。実は融資ができない場合は、即、仮審査否決といった回答がきます。
何も、連絡や回答が無い場合は、否決されているわけでもないのです。銀行側の立場で考えると、融資はしたいのです。店のノルマ・担当者のノルマはどの業界にも存在します。どうにかして融資をしたい。融資の承認を出す為に何かが引っかかっているから、すぐに回答ができないのです。
銀行側の仮審査に時間がかかる理由の一つ、保証会社の存在が大きく関わっています。住宅ローンは銀行だけが貸し出しの判断をする訳ではありません。保証会社と呼ばれる機関が審査に加わってきます。銀行が良くても、保証会社がOKを出さないと融資の承認はでないのです。
ほとんどの銀行が、自分の銀行の関連会社として保証会社をもっています。その保証会社の社長の方針によって融資の承認率や審査内容が全く異なってきます。簡単に言うと保証会社の社長が変わると住宅ローンの審査が厳しくなたり緩くなったりするのです。
ちなみに銀行内部の力関係を考えると、保証会社の社長は現場の銀行支店長よりも立場が偉いです。理由は、支店長の先輩行員・元上司といった関係性が多く、保証会社の決定に銀行は従うしかないというのが現実です。銀行は絶対的な上下関係がある業界ですので。
住宅ローン仮審査時の主な審査内容について
住宅ローンの仮審査の時点で審査される主な内容は、次の通りです。
仮審査の結果が来ない?審査期間についての注意点。
もし、あなたの仮審査を住宅メーカーや不動産会社の営業担当を通じて、銀行に提出している場合は注意してください。担当者が仮審査の申込書を遅く提出したり、銀行から担当者に既に回答が来ているのに、お客様へ連絡をしていないケースもあると聞きます。良い結果であればすぐ担当者もお客様へ伝えるのですが、融資金額の減額や、最悪、融資の否決の連絡の場合、担当者が連絡しにくいと感じてそのままになっているケースもあると聞きます。もし、1週間~2週間経っても連絡が担当者から無い場合は直接銀行に連絡することも有効だと思います。
実際に、仮審査を提出した住宅メーカーには銀行から書面にて審査の結果が届いているのに、お客様には口頭でしか返事をしない場合もあるようです。最近は銀行に直接仮審査の手続きをしたいと訪問しても、住宅メーカーを通して審査してくれと言われるケースも聞きます。信頼できる担当者に任せることができるかどうか(巡り合うかどうか)が重要ですね。
住宅展示場などを見学する際は、住宅そのものよりも信頼できる営業担当者を探しに行くつもりで見学されることを強くおすすめします!
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